そのうちしようと先延ばしにしてきた永住権。
「永住」という言葉に抵抗があって、なんとなく持ちたくなかった。永住するんだろうなあ・・・と思いつつ、できればしたくないと思う気持ちがあったので。
でも、永住権は「(したかったら)永住してもいいですよ〜」という許可だから、別に「永住しなさいコラ!」という強制ではないのだ。勿論。
と思って、ビザの切れるのを前に永住権を申請することにしたのが一ヶ月ちょっと前。
(ちなみに永住権を取ると、当然ながらビザの更新の必要がない(永住許可だから)、一年以内の出国であれば再入国許可が要らない、というメリットがある。)
申請の前日になって「ちょっと必要書類変わってるよ!」と友達が教えてくれて、慌てて書類そろえたりした。(今年に入って法改正があり「戸籍」というものが無くなったことにより、「戸籍謄本一通」→「基本証明書」「家族関係証明書」「婚姻証明書」の三通に増えた)
念には念を入れて電話で必要書類等を問い合わせて確認したにも関わらず、やっぱり窓口では、外国人登録証を新たに作るのに写真がいる、費用が更に1万ウォン、と追加で言われた。だーかーらー、事前に言ってくれりゃあ準備してきたんだよぅよぅよぅ。写真はその場にスピード写真あるから撮れたし、一応無事申請はできたけど。
そして待つこと40日。やっと今日登記宅配でパスポートと新しい外国人登録証が届いた。事前になんの連絡もなく、突然「ドゥンギ(登記)です〜」とアジョッシが持ってきた。
窓口で「3〜4ヶ月かかると思います」と言われ、パスポートと外国人登録証を預けなくてはならなかったので、その間わたしは外国でIDなし。これってかなり不安な気分。ここがもしロシアだったら、警察の良い小遣い稼ぎのカモになっていたに違いない(ID不携帯で罰金取られるので)。
噂によると、ソウルの出入国管理事務所では、審査がスムーズで割りと早くできてくるんだとか?わたしが住んでるキョンギ道南部の管轄は水原出入国管理事務所なので、審査に時間がかかると聞いていた。
でも結果はジャスト40日。これくらいなら○(マル)かもしれない。(わたしが評価してどうする?)
昨日郵便局に行くときにマウルバスに乗った。
マウルバスというのは、比較的近所を走る路線バス。同じ市内を走るのが原則になってるとか聞いたこともあるけど、うちの近所ではマウルバスは隣の市までどんどこ出かけていく。多分ここがド田舎だからに違いない。
そのマウルバスの運転、かなりえげつないものがある。だいたい、韓国のバスは神風バスだけど、このマウルバスは特にすごい。路線が細い生活道路ばかりで、混む道もほぼ皆無、交通量も非常に少ない道ばかりを通る。30分で一周する循環バスで、一台のバス、一人の運転手さんが一日中、一週間毎日(いつ見ても同じ顔だから)運転している。
運転手さんは早く終点(我が家は終点だ)につけば、余った時間でトイレ行ったりタバコ一服したりすることができる。そのために、運転手さんは早く一周することにやっきになっている。急発進急ブレーキしまくり、えげつないクラクション鳴らしまくり、バス内では悪態つきまくり、わたしは昔ゴンを抱っこしたまま椅子から前にこけ落ちたことがあるくらいだ。
が、昨日のマウルバスは何かが違った。まず、始発バス停で待ってるのに、いつまでたってもバスが来ない。いつもなら5分前には来て停まってて、車内で座って出発を待つはずが、バスはギリギリに来て休むことなくそのまま出発。そして、しばらく走るうちに、何か変だなあと感じた。
最初はそれが何か気付かなかった。が、5分ほどしてわかった。「信号停止してる!!!」
そういえばさっきの交差点でも停まっていた。今も停まってる。ほらほら、信号全部守ってる!急加速急ブレーキもしない、スムーズで滑らかで、立っていても大丈夫なくらい!そのせいでもちろん速度は落ちるので、いつもより数分遅れてるようだったけれど、それでもちゃんと30分で一周できてる。なーんだ、信号守っても間に合うんじゃん!
そう、今までのマウルバスの運転手さんは、信号すべて無視だった。ひとっつも守らないのが当たり前。ほんとに当たり前。パトカーでもいない限り、彼の前では信号の色は関係なかった。通れるか通れないか、ただそれだけ。
この運転手さんがこの日一日だけの人だったのか、それとも運転手さんが替わったのかは不明だ。彼がこの路線に定着してくれることを願う。こんな素敵な運転手さん、韓国で初めて見た。もしかして彼は韓国人じゃなかったのか?(失礼すぎ)
「カンナムオンマタラジャプキ」(目指せ!江南ママ)、終わってしまった。二ヶ月近く放映されてたようだけど、最初少し見損ねてるし、なんだかあっという間だったような気がする。
これはほんと日本で是非放映してほしいなあと思う。あちこちに散りばめられている「そんなのあり!?」的なエピソードは、どれも実際に韓国で噂になっていたり、普通に行われていたり、というようなことばかりらしく、生身の韓国(の学校)を知るのにとても役立つはず。
わたしは勝手に、あまりにもあちこちをきわどくツツきすぎて、「もういいかげんにしろ」とどこかから横槍でも入ったんじゃないかと勘ぐってしまった・・・(伏線が消化しきれてないような感じがしたし)
最終回では、韓国ドラマ最終回にありがちな、エピソードてんこもり、これでもかのオチをつけまくる、シメまくる、ハッピーエンドなものだったけど、まあ楽しめた。みんないい人、みんな幸せになってしまって、それでいいのか?と思わなくもないけれど、後味はとってもよかった。見た後くらーくなってしまうのは苦手だ。
でも、最後から3番目(先週火曜日放映)の分は、見た後どよよーーーーーんと無茶苦茶暗く落ち込んでしまった。勉強や学校や家庭に疲れきってしまった男の子が、マンションの屋上から飛び降りて自殺してしまうのだ。詩に合わせて紙飛行機が飛び、その紙飛行機が彼の家族を巡り、彼が空に羽ばたいていく映像は、きれいだったけれど、見ていてとてもやりきれないものだった。
ドラマの最終回で、カンナムオンマたちは、このままじゃいけないという現実に気付いていくけれど、でも、実際は受験戦争も教育熱も変わらない。このドラマがもうちょっと話題になって、社会的にも影響を与えてくれてたらなあ・・・と思った。
最後に、ドラマとは関係ないけど、「韓国って・・・」というエピソードをひとつ。
先日プーが夜10時ごろ帰ってきて、「ねえねえ、面白い話したげようか」と言って話してくれたのが、次のような話。
帰りのマウルバスの中で、ケンカがあったのだそうだ。それも、若い女の子同士のケンカ。髪の毛つかみ合って携帯電話とかで殴り合ってて、一人の子は血だらけになって、運転手が救急車を呼んで二人とも運ばれてったのだとか。
ケンカの原因は、どうやら、座席の上にカバンを置いていて、それをどけてくれと頼んだのに無視された(逆切れして文句言われたとか)ことだったらしい。そして、それにむかついた子(Aとする)が最初に手を出した。が、相手(=カバンをどけてくれなかった子=Bとする)の方がツワモノで、携帯電話でびしばしと殴り返し始め、流血の惨事(?)となったらしい。血だらけになったのは、もちろんA(カバンどけてくれと頼んだのに無視されてむかついて最初に手をあげた子)の方。
どれもこれもわたしの常識では理解できないことばっかり。とほっ。
・・・と、友達に嘆いたら、「でも、日本じゃ下手すると刺されるかもよ。最近危ない人多いから」と言われた。とほほーん。


