結婚記念日になんにもできなかった話は先日書いたけど、遅ればせながら記念日デートをした。子どもたちをハラボジハルモニに預けて大人だけのほんとのデートだ。
カンナム辺りでちょっとリッチに食べて飲もうという話が、なぜかホン大近辺になった。大学の近くなので周りを歩いているのは学生ばっかり。その中をちょろちょろしていたアジュンマアジョッシ。かなり妙だったに違いない。まいっか。
夕ご飯はギリシャ料理。韓国料理じゃないものをというわたしと、ちょっと変わったものをというプーの意見を合わせた選択。料理はおいしかったけど、サービスがイマイチで残念だった。ワインをボトルで頼んだらメインが出てきた後に出されたし(別にデキャンタとかしてくれたわけではない)、そのワインがまた頼んだギリシャワインじゃなくてチリワインで、取り替えるのに更にまた時間がかかった。

でもワインはとってもおいしかった。栓を開けた直後はさらっとしすぎてて物足りなく感じたけれど、飲み進めるうちにどんどん味が変わり、最後の一杯なんかとっても濃厚な味で大満足。
せっかくだから料理の写真を撮ろうとデジカメ持って行ったのに、がっついてしまい、思い出したのは食べ終わった後。それでもまいっかと写真を撮った。一応手前の皿はラムリブ(骨が残ってる)、向こう側の皿はイカのワイン煮パスタ、左端の皿はアペタイザーのエビや野菜の串焼き(そうだ、このアペタイザーはメインより後、ワインと一緒に出てきたのよ!ワインとアペタイザーを一緒に出そうという気持ちはわかるが、順番めちゃくちゃじゃん)。

まあそれはさておき、ご飯の後はその辺をふらっとショッピング。プーは食事前に目をつけていたカバンを「やっぱり買う」と購入。通勤カバンにしてはちょっと奇抜なデザインのそれ、会社ではやっぱりみんなカバンばっか見てたらしい。わたしは店じまいセールで靴を買った。
お腹が少しこなれたところで、今度はチェコのビール屋さんへ。パブみたいな感じで、売ってるのがチェコのビール。チェーン店なのでソウル市内何箇所かにあるらしい。650mlのジョッキで飲んだら、ジョッキが長くて持ち上げるのが大変だった。ピルスナーと黒ビールを飲んだけど、ロシアで飲んだ生ギネスの次においしい黒ビールだった。

ここでご機嫌で飲んだ後、タクシーでシデク方面へ。今夜は子供たちと一緒にシデク泊まりのわたしたち。デートはこれで終わりかと思いきや、プーはシデクの側でもう一軒立ち寄る計画を立てていた。
このドンネにはわたしたちも二年ほど住んでいたし、今もしょっちゅう行っているけど、あんなとこにあんなビール屋があるとは知らなかった。ホールの中にどどんと置かれた水槽みたいなところに、輸入もののビールがごろごろ。ロシアでよく飲んだヨーロッパの色んな国のビールが並んでて、どれを飲もうか迷ってしまった。
ここでもがっぱがっぱと飲んで、ちびたちにたこ焼きをお土産に買ってシデクへ。ご機嫌だったわたしを見てアボニムは「とっとと寝なさい」と笑っていたけど、別にそそうはしていない。ちょっとご機嫌だっただけ(いつもわたしは愛想がない)。
とってもとっても楽しいデートだったのだけど、次はシデクじゃなくって自分の家に帰って寝たいなあと思った。ご機嫌で酔っ払って帰った後で、色々と気を使うのはやっぱりしんどいし興ざめ。翌日だって、(別に酒は全然残ってなかったけど)オモニムの早起きに合わせて起きだして朝食の支度のお手伝い。ごーごー寝ているプーが恨めしかった。わたしだって朝寝坊したい。
楽しかったデートの思い出をエネルギーにして、また頑張らなくちゃ。

先日アボニムがムンサン(キョンギ道パジュ市)の友達が病気だからお見舞いに行ってウナギ食べてこようと言うので、みんなで一緒に出かけてきた。
古い友達らしいのでプーはもちろん知り合いだし、わたしも昔一度同じようにウナギ食べに行って会ったことがある。ムンサンというのは板門店のすぐそばなので、非武装地帯に入るパスを持ってるこのアジョッシと一緒に、非武装地帯に入って中で売ってるテンジャンを買って帰ったのだった。
ムンサン駅の前で落ち合ったアジョッシは意外と元気で、どうやら心臓の調子が悪いようだったけれど、やめといたほうが・・・という周りの心配をよそに昼間っから山いちご酒を二本もぐびぐびいっていた。
そのアジョッシの案内でまた非武装地帯にある統一村というとこでテンジャンを買って帰ることにした。空気のいいとこで作ってるからか、素朴な味でとっても濃厚でおいしいのだ。
非武装地帯に入るには、一般車両でもいけるけど、パスを持ってる人と一緒でないとだめで、検問所で身分証明書を提出しなくてはならない。住民登録証とか免許証とか。このパスというのも、近隣の住人でも誰もが持っているものでもないらしい。このアジョッシが何故パスを持っているのかは知らないけれども。仕事の関係か?ただ、アジョッシのパスも制限付きで、板門店の2キロほど手前までしか入れない。
非武装地帯には、小さな一角に住んでる人たちのマウル(村)もあったけれど、軍関係の基地や宿舎以外の建物は皆無で、交通量も少なかった。農地やお墓があちこちに見られたけれど、この持ち主は違うところに住んでいて、手入れのために、お墓参りのためにパスを持っていてここに通ってくるのだそうだ。
一坪当たり10万ウォンくらいで土地を買うこともできるらしく、統一されたらものすごく値上がりするだろうと、アジョッシたちが話していた。
板門店から数キロ離れたところに、ホジュンのお墓があるというので、そこにも行ってみた。

ホジュンというのは、日本でも放映されたドラマ「ホジュン」の主人公のお医者さん(wikipediaのホジュンの項目)。
なんでもずっとお墓がどこにあるのかわからなくなっていたのが、1991年になって非武装地帯の中で見つかって、石碑に書かれていた文字などからそこがホジュンと妻と母親の墓であることが確認されたのだそうだ。

上にあるのがホジュンの母親、下の二つがホジュンとその妻の墓なのだそうだ。
ソウルからパジュへ向かう道には「自由路(ジャユロ)」という名前がついている。西側には臨津江(イムジンガン)が流れ、道路のそちら側には鉄条網が取り付けられている。普段は意識しないけれど、こういうときふっとこの国がまだ臨戦態勢(休線状態とは言え)にあるのだということを思い出させられる。

ふと思い立って週末旅行に出かけた。夕方出発してヨンドン高速道路をひたすら東へ。「海から上る朝陽を見よう」とプーが思い立った。

残念ながら翌日の朝は曇り気味で、太陽が昇る瞬間はきれいには見えなかった。

朝食後、ドラマ「モレシゲ(砂時計)」のロケが行われた正東津駅へ。海に面したこの駅は見晴らしがよくてとても気持ちがいい場所だった。(デジカメコリア「正東津(ジョンドンジン)駅〜ドラマ「モレシゲ(砂時計)」ゆかりの地でほかの写真も見れます)

今度は海を離れて山の方、羊牧場へ。干草を羊に食べさせることができる広場では、子供たちがおおはしゃぎ。

でも、大喜びのおちびに比べて、ゴンはどうもイマイチおっかなびっくり。

最後に、江原道平昌(ピョンチャン)にある月精寺にやってきた。ここは高麗時代に建てられた五台山を代表する寺で、国宝の八角九層石塔が見もの。(デジカメコリア「五台山 月精寺(オデサン ウォルチョンサ)」でほかの写真も見れます)
おまけに利川に寄って温泉に入ってきた。わたしたちにしてはめずらしく精力的に動いてまわったのでちょっと疲れたけれど、ふと思い立ってのこんな旅、とっても楽しい。

